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スタッフブログ「おかえりなさい」by minetaka


こんにちは、BUSTAFELLOWSシリーズのシナリオとプロデュース、あと、名乗るのが長くなってしまうのでずっと言っていなかったのですが、ディレクターも兼任しています、minetakaです。「BUSTAFELLOWS season2」楽しんで頂けていますでしょうか。楽しんでくれているといいな。少しずつ届いているメッセージや感想を拝見しています。ありがとうございます。

「BUSTAFELLOWS」1作目を作った時に、僕だけじゃなく、スタッフ一同、全てを出し切って作ろうとしていたので、シーズン2を作る構想はそもそもありませんでした。そこからのスタートだったので、長く、大変な開発期間だったなと思います。制作を365日に例えると、364日は大変だし辛いことも多いです。でも365日目に皆さんからの声を聞けると、また新しい365日に踏み出せます。僕達はよく冗談で『チーム慢心』と自分達を呼んだりしています。本当に大変な作業が目の前にあっても「何とかなるでしょう」と笑って、やらない理由を探さないスタッフなんです。こういうスタッフが一緒にいてくれることが、僕の自慢です。

いつだったか『乙女ゲーム』というワードについてお話ししたことがあります。覚えてくださっている方もいるでしょうか。ゲームには『ジャンル』があります。パズルゲーム、アクションゲーム、格闘ゲーム、ノベルゲーム……「BUSTAFELLOWS」はその中で『テキストアドベンチャーゲーム』というジャンルである、と思って作っています。その先の細分化は、遊んでくれた人が決めることだと思います。何をお話ししたいかというと、『遊ぶことを恐れないでほしい』ということです。ノベルゲームを発売すると、『おすすめ攻略順』を聞かれることがあります。その度に、僕は『ない』とお答えしています。何故なら、僕が作り手としてこうあってほしい、と思う物語の順番があるとするなら、必ずそうなるようにシナリオやゲーム構成を作りますし、それは作り手として僕が担当することだと思っています。そしてその先にある『遊ぶ順番』はプレイヤーに決めて欲しいのです。細分化された『ジャンル』という概念に捉われないで欲しい。『このジャンルのゲームならばこういうシステムだ』という先入観に捉われずにゲームの世界に飛び込んで欲しい。『このタイプのゲームはこうあるべきだ』という枠を持たずに、ただ遊んで欲しい。そう願っています。そしてそう願うと同時に、僕自身も、『遊んでもらえるゲーム』を作らなければと、日々勉強を続けています。

「BUSTAFELLOWS season2」のリリースに、お祝いを頂きました。ちょっとだけ自慢させて下さい。


お手紙やお菓子、お写真など、本当に嬉しかったです。
「シーズン2おめでとうございます」とプリントされたどら焼き、たくさん頂きました。もちろん、ちゃんとスタッフで分けましたが、白状すると、僕は他のスタッフより少し多めに食べてしまったかもしれません……。
チョコレートのブーケ、本当はひとりで全部食べてしまいたいところでしたが、ちゃんとスタッフで分けました。沢山種類があったのですが、一番最初に好きなフレイバーを選ばせてもらいました。
Thank you for comin’ to Japan, and flying to NEWSIEG. I’m moved by your words, especially “天下無不散的筵席”. This is so beautiful word finding in my life.

発売したばかりですが、通常版もデラックスエディションも追加製造していますので、これからニューシーグにいらっしゃる予定の方はもう少しだけお待ち下さい。また、ニューシーグからの感想やメッセージなどは、ハッシュタグツイートやメールフォーム、ラジオ番組へのメールなどでお待ちしています。

さて、長く育ててきた「BUSTAFELLOWS season2」が巣立ったものの、僕達スタッフはまた忙しい日を過ごしています。コラボやグッズなど、続々と企画が進んでいますし、ちょっと西の方で楽しいことを展開したいな、と思って準備したりしています。

「BUSTAFELLOWS」を遊んでくれた人が、ゲーム機の電源を切った後も、日常のふとした瞬間に、ニューシーグや彼らと繋がりを持ち続けてくれることを願って。

「BUSTAFELLOWS」シリーズ
シナリオ/ディレクター/プロデューサー
minetaka